トランス差別に声を上げた人たちのまとめ
- 1.TransDayOfVisibility に公開されたオープンレター
- 2.「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に寄せられたメッセージ
- 3.イギリスの労働党からのメッセージ
- 4.カナダと米国の文学界の人々による署名
- 5.イギリス・アイルランドの作家・編集者によるメッセ―ジ
1.TransDayOfVisibility に公開されたオープンレター
TransDayOfVisibility に公開されたオープンレターで、400人を超えるフェミニストがトランスの人々に対する差別を終わらせようと呼びかけている。
www.glaad.org「私たちは明確に、力強く、トランスジェンダー女性は女性であり、トランスジェンダーの少女は少女であると受け入れます。そして女性の経験の多様性を尊重することは、フェミニストの大義にとって強さとなり、損失にはならないと信じます。わたしたち全員が同じアクセス、同じ自由、同じ機会に値します。私たちは教育、雇用、ヘルスケア、住宅、レクリエーション、公共施設への平等なアクセスに値します。そして私たちは各人の身体の自由裁量権と自己決断を尊ばねばなりません。」
「私たちはみな、立法者や、分断と憎しみの名のもとにフェミニストというラベルを簒奪した人々によって、トランスの女性や少女たちに課せられた不必要かつ非倫理的な障害と戦わねばなりません。私たちのフェミニズムは、未来の世代にドアを開けておけるよう、悪びれることなく包括的でなくてはならないのです」
このオープンレターには実にいろいろな人が署名している。全員の名前が上のリンクから確認できる。私にわかる名前をいくつかあげてみよう。
アリシア・ガーザ/アリソン・ブリー/アリッサ・ミラノ/アンバー・タンブリン/アメリカ・フェレーラ/エイミー・シューマー/アナ・ウィンター/アシュレイ・ジャッド/ベラ・ハディッド/ブリー・ラーソン/カーラ・デルヴィーニュ/チェルシー・クリントン/クリスティーナ・リッチ/コビー・スマルダーズ/コンスタンス・ウー/シンシア・エリヴォ/エリオット・フレッチャー/エミリア・クラーク/エヴァ・ロンゴリア/ガブリエル・ユニオン/グロリア・スタイネム/ハル・ベリー/ジャネール・モネイ/ジェニファー・ビールス/ジェニー・スレイト/ジュリアン・ムーア/ローレン・グロフ/ラヴァーン・コックス/レナ・ダナム/リサ・エデルシュタイン/ミーガン・ラピノー/Mj ロドリゲス/マンロー・バーグドルフ/ナターシャ・リオン/ラケル・ウィリス/レベッカ・ファーガソン/リース・ウィザースプーン/レジーナ・キング/ロージー・ペレス/ルース・ネッガ/サラ・ポールソン/セレーナ・ゴメス/ションダ・ライムズ/トレース・リセッテ/ワンダ・サイクス
2.「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に寄せられたメッセージ
オリヴィア・コールマンらフェミニストたちが「女性に対する暴力撤廃の国際デー」に寄せたメッセージが、トランス女性への暴力を強く非難している。
www.pinknews.co.uk「女性、そして少女への暴力に終止符を打つことは、共に取り組むシスターフッドが全力を発揮してはじめて可能になると私たちは固く信じています――だから私たちのフェミニズムはあらゆる女性に対するあらゆる暴力に反対します。
今日という日にトランスの姉妹たちへ。私達はあなたたちと共にあります。
トランス女性に対して敵対的で、下品で、嘲るような言葉を用い、彼女たちの身体を卑しめ、彼女たちが自分でそうだと言っている存在であると受け入れることを拒む人たちは、差別的な格差を作り出し、トランス女性やトランスの少女の人間性を奪い、そのために彼女たちへの偏見と暴力を正当化するカルチャーの一因となっているのです。
多くは名声、富、権力の高みにいるそうした人たちは、決して私たちの代弁者ではありません」
3.イギリスの労働党からのメッセージ
Trans rights are human rights, and your fight is our fight too.
— Angela Rayner 🌹 (@AngelaRayner) 2020年11月20日
The Labour Party stands proudly with the trans community. #TDoR2020 pic.twitter.com/BsMI6RsIWq
「トランスの権利は人権であり、あなたがたの戦いは私たちの戦いでもあります」
「誰もが真の自分でいることが可能であるべきです」
「誰もが自分自身であるがために自分を愛し、愛されることが可能であるべきです」
4.カナダと米国の文学界の人々による署名
docs.google.comトランスとノンバイナリーの人々への連帯を示すため、カナダと米国の文学界の人々が署名。スティーヴン・キング、ニール・ゲイマン、ジョン・グリーン、アンジー・トーマス、N.K.ジェミシン、ロクサーヌ・ゲイの名前も。その数は1800を超える。邦訳があってある程度名前が知られている人を何人か他にも挙げてみよう。
「エヴリデイ」のデイヴィッド・レヴィサン、「さよなら、シリアルキラー」のバリー・ライガ、「彼女の体とその他の断片」のカルメン・マリア・マチャド、「スパイダーウィック家の謎」のホリー・ブラック、「シャドウハンター」のカサンドラ・クレア、「イフ・アイ・ステイ」のゲイル・フォアマン、「ジョージと秘密のメリッサ」のアレックス・ジーノ、「運命と復讐」のローレン・グロフ、「ホーンズ」のジョー・ヒル、「スペシャリストの帽子」のケリー・リンク、、「私の中のあなた」のジョディ・ピコー、「説教したがる男たち」のレベッカ・ソルニット、「アナイアレイション」のジェフ・ヴァンダミア、「Everything,Everything 」のニコラ・ユン。
5.イギリス・アイルランドの作家・編集者によるメッセ―ジ
www.thesecondshelf.comイギリス・アイルランドの200人以上の作家や編集者が署名したメッセ―ジ。ジャネット・ウィンターソン、ジョアン・ハリス、パトリック・ネスらが参加している。
「これはトランスとノンバイナリーのコミュニティへの愛と連帯のメッセージです」
「私達はあなた達を支持し、あなた達の声を聞き、あなた達を見て、受け入れ、愛しています。あなた達がいるから世界はよりよいものになっているのです」